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聴覚障害者に関するニュース、聾(ろう)文化や手話に触れて興味深かった事などを綴っていこうと思います。






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先生の言葉見えたよ NTTなどシステム 鳥取聾学校分校で実証実験
2012年02月26日 (日) | 編集 |
先生の言葉見えたよ NTTなどシステム 鳥取聾学校分校で実証実験

携帯ゲーム機に自動変換「勉強楽しくなった」
 聴覚に障害を持つ子どもたちの授業に役立ててほしい――。

 NTT(東京)などが、授業で先生が話した言葉を文字に自動変換し、通信機能がある携帯ゲーム機などに同時進行で表示する音声認識システム「こえみる」を開発し、米子市の県立鳥取聾(ろう)学校ひまわり分校などで実用化に向けた実証実験が行われている。手話だけでは表現が難しい言葉を伝える新しいコミュニケーション手段として注目されており、将来的には加齢のために耳が不自由になった高齢者も利用できるようにしていくという。


 NTTが2010年、聴覚障害のある関連会社の社員から「病気や事故などで途中から聴覚障害になった人の中には、手話が理解できない人も少なくない」という話を聞いたことから、「通信技術などの得意分野を生かして貢献できないか」と企画した。


 子どもらに人気の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を販売する「任天堂」(京都)や、松江市で聴覚障害者向けの筆談ソフトを開発したNPO法人「プロジェクトゆうあい」の協力を受けて、11年9月から開発を進め、同12月にシステムを完成させた。


 「こえみる」は、授業で使った言葉が、ゲーム機のメモリーに記録され、後から見直すことができるのが特徴。ほかにもゲーム機に向かって話しかけると、自分の発音の正確さや声の大きさが、相手にどのように伝わっているのか測定できるソフトなども内蔵されている。


 使い具合や音声認識の正確さなどを確認するために、実証実験を兼ねた授業が1月末から3月7日まで、ひまわり分校と沖縄県立沖縄ろう学校の2か所で行われている。


 ひまわり分校で2月7日に行われた授業には、小学部5年の児童2人が参加。「障害者の公共交通機関の割引」などをテーマに、村尾慎一教諭(37)が、割引の際に必要となる「身体障害者手帳」という言葉をイヤホン型マイクに話しかけると、すぐに児童たちの手元にあるゲーム機の画面上にひらがなで表示された。


 授業では「こえみる」の履歴に残った言葉を確認しながら、手話や声に出して言葉を復習することも行っており、児童たちの授業への理解も深まっている。石上雄大君(11)は「授業が分かりやすくなって、今まで以上に勉強が楽しくなった。ゲーム機の操作も簡単なので、家でも復習や宿題で使いたい」と喜んでいた。


 村尾教諭は「今まで手話だけでは理解できなかった授業が、分かるようになるので、児童にとっても学習への励みなっている」と話している。


 しかし、「こえみる」には約6万語の言語が登録されているが、発した言葉が正確に表示されないケースもある。声の高さや低さ、方言などが影響しているとみられることから、実用化に向けて認識率を上げる技術面での向上が求められており、ほかにも、器機の導入や通信代などにかかる多額の費用をどれだけ減らせるかも課題になっている。


 NTT研究企画部門の島村健・担当課長は「高齢の夫婦からも問い合わせがあるなど関心も高い。今後、認識率をアップさせ、聴覚に障害を抱える多くの人に喜んでもらえるように改良し、早く実用化できるように努めたい」と話している。

(2012年2月24日 読売新聞)
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