聴覚障害者に関するニュース、聾(ろう)文化や手話に触れて興味深かった事などを綴っていこうと思います。






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音なき画風にろう者の誇り
2010年11月18日 (木) | 編集 |
音なき画風にろう者の誇り

 聴覚に障害がある熊本市の画家、乘富(のり・とみ)秀人さん(41)が16日から同市花畑町の崇城大学ギャラリーで個展「音のない青の世界 ―デフアート(ろう者の芸術)展―」を開く。作品を通じ、「ろう者であること、手話があることに誇りを持ってほしい」とのメッセージを投げかけたいという。12月4日まで。入場無料。

  個展には、2008年から今年にかけて手がけた絵画63点が並ぶ。油絵の具で描かれたキャンバスには、黒地に青や紺の色調。手話が排除され、補聴器を使って日本語の聞き取りや発声をさせる口話法が中心のろう学校教育に反発し、ろう者であることのアイデンティティーを伝える作品構成にしたという。


  乘富さんは東京都練馬区出身。生まれつき耳が聞こえない。ろう学校の小学部に通っていたとき、補聴器をつけ、教師が口元を隠して発した言葉を聞き取る訓練に対し、「そんなことはできないと伝えられる雰囲気ではなかった」。隠れて先輩に手話も習ったが、教師からは「手話をして口話をしないと、声が動物のようになってしまう」とののしられたという。

  1993年に妻の和子さん(37)が米国のろう学校に留学して手話を学び、子どもたちに日本文化を教えた。自分にも幼い頃の苦い経験をもとに、ろう者としての誇りを同じ境遇の子どもたちに伝えることはできないかと絵筆を執った。絵画教室に通い、96年に油絵を学ぶためフランスに留学。99年に画家として制作を始め、04年に「デフアート」に専念するようになった。

  個展は九州では初めてという。「ろうの子どもたちが当たり前のように手話教育を受け、家庭内でも手話で楽しく会話できるように理解を広めたい」と話す。

〈2010.11.16 朝日新聞)
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