聴覚障害者に関するニュース、聾(ろう)文化や手話に触れて興味深かった事などを綴っていこうと思います。






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手話通訳:派遣訴訟弁護団「地裁も」 公費での手配要望へ /香川
2012年02月29日 (水) | 編集 |
手話通訳:派遣訴訟弁護団「地裁も」 公費での手配要望へ /香川

 高松市が市外への手話通訳派遣を認めなかった判断を巡り、聴覚障害者で同市の会社員、池川洋子さんが28日、慰謝料などを求めて高松地裁に起こした訴訟。弁護団は、昨年8月施行の改正障害者基本法に基づき、池川さんと傍聴に訪れる支援者ら聴覚障害者に対し、公費で手話通訳者が手配されることを求めていく方針で、裁判の行方に加え、裁判所の対応も注目される。

 同法では、裁判など司法手続きの際、手話など障害者の特性に応じた意思疎通の手段を確保することの配慮を義務付けている。

 最高裁によると、法廷で手話通訳が必要な場合、民事裁判では、経費は当事者負担となり、主に敗訴した側が負担する。刑事裁判では被告や証人、裁判員が手話通訳を必要とする場合、公費で手配されるという。弁護団は「納得がいく裁判所による手話通訳保障の体制が整うまで、期日を入れない覚悟を持って臨む」としている。

 一方、池川さんと弁護団、全日本ろうあ連盟など支援団体は提訴後、高松市丸の内の県弁護士会館で記者会見を開き、聴覚障害者がいつでも、どこでも、自由に手話通訳派遣を受けられる社会の実現を訴えた。

 池川さんは、集まった約200人の支援者を前に、「なぜ市外に出ると、情報が得られなくなるのか。聴覚障害者自身ではなく、市長が情報の必要性を判断するのは、おかしい」と手話で疑問を投げかけた。近藤龍治・県ろうあ協会会長は、裁判を通して、派遣を原則市内に限るとする市の要項改正を目指すことを表明。「全国で制度の不備が明らかになり、全国一律の手話通訳派遣制度になるよう願っている」と述べた。

毎日新聞 2012年2月29日
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先生の言葉見えたよ NTTなどシステム 鳥取聾学校分校で実証実験
2012年02月26日 (日) | 編集 |
先生の言葉見えたよ NTTなどシステム 鳥取聾学校分校で実証実験

携帯ゲーム機に自動変換「勉強楽しくなった」
 聴覚に障害を持つ子どもたちの授業に役立ててほしい――。

 NTT(東京)などが、授業で先生が話した言葉を文字に自動変換し、通信機能がある携帯ゲーム機などに同時進行で表示する音声認識システム「こえみる」を開発し、米子市の県立鳥取聾(ろう)学校ひまわり分校などで実用化に向けた実証実験が行われている。手話だけでは表現が難しい言葉を伝える新しいコミュニケーション手段として注目されており、将来的には加齢のために耳が不自由になった高齢者も利用できるようにしていくという。


 NTTが2010年、聴覚障害のある関連会社の社員から「病気や事故などで途中から聴覚障害になった人の中には、手話が理解できない人も少なくない」という話を聞いたことから、「通信技術などの得意分野を生かして貢献できないか」と企画した。


 子どもらに人気の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を販売する「任天堂」(京都)や、松江市で聴覚障害者向けの筆談ソフトを開発したNPO法人「プロジェクトゆうあい」の協力を受けて、11年9月から開発を進め、同12月にシステムを完成させた。


 「こえみる」は、授業で使った言葉が、ゲーム機のメモリーに記録され、後から見直すことができるのが特徴。ほかにもゲーム機に向かって話しかけると、自分の発音の正確さや声の大きさが、相手にどのように伝わっているのか測定できるソフトなども内蔵されている。


 使い具合や音声認識の正確さなどを確認するために、実証実験を兼ねた授業が1月末から3月7日まで、ひまわり分校と沖縄県立沖縄ろう学校の2か所で行われている。


 ひまわり分校で2月7日に行われた授業には、小学部5年の児童2人が参加。「障害者の公共交通機関の割引」などをテーマに、村尾慎一教諭(37)が、割引の際に必要となる「身体障害者手帳」という言葉をイヤホン型マイクに話しかけると、すぐに児童たちの手元にあるゲーム機の画面上にひらがなで表示された。


 授業では「こえみる」の履歴に残った言葉を確認しながら、手話や声に出して言葉を復習することも行っており、児童たちの授業への理解も深まっている。石上雄大君(11)は「授業が分かりやすくなって、今まで以上に勉強が楽しくなった。ゲーム機の操作も簡単なので、家でも復習や宿題で使いたい」と喜んでいた。


 村尾教諭は「今まで手話だけでは理解できなかった授業が、分かるようになるので、児童にとっても学習への励みなっている」と話している。


 しかし、「こえみる」には約6万語の言語が登録されているが、発した言葉が正確に表示されないケースもある。声の高さや低さ、方言などが影響しているとみられることから、実用化に向けて認識率を上げる技術面での向上が求められており、ほかにも、器機の導入や通信代などにかかる多額の費用をどれだけ減らせるかも課題になっている。


 NTT研究企画部門の島村健・担当課長は「高齢の夫婦からも問い合わせがあるなど関心も高い。今後、認識率をアップさせ、聴覚に障害を抱える多くの人に喜んでもらえるように改良し、早く実用化できるように努めたい」と話している。

(2012年2月24日 読売新聞)
心で会話するカフェ、聴覚障害者が接待…東京・吉祥寺
2012年02月15日 (水) | 編集 |
心で会話するカフェ、聴覚障害者が接待…東京・吉祥寺

 聴覚障害者が接客の仕事につく難しさを知った女性が、耳の聞こえないスタッフが働く喫茶店「サイレント・カフェ」の運営に奮闘している。

 「健聴者の方から音のない世界に入ってゆくことで障壁をなくしたい」と、手話やイラスト付きのボードで注文を受ける。一度は運営していた店を閉店したが、今月5日に東京・武蔵野市で運営を再開。聴覚障害者と健聴者の新たな交流の場としても期待されている。

 カフェを運営する三鷹市在住の渡辺由貴さんは8年ほど前、ファクスを使った聴覚障害者向けの代読・伝言サービスを行う会社で働いていた時、ラッピングが得意な女性から、飲食店への面接申し込みの代行を依頼された。

 しかし店側の反応は悪く、何軒かあたったが、「聞こえないと接客は無理」「足手まといになる」と断られた。耳が聞こえないことでアルバイトの面接すら受けられない現実にショックを受け、「何かできないか」と考えるようになった。

 渡辺さんは聴覚障害者が接客を担うカフェを開きたいと、昨年2月に運営母体を設立。内閣府の「地域社会雇用創造事業」に選ばれて約220万円の支援金を得た。7月に三鷹市公会堂別館のレストランの一角にカフェを開くと、「音のない世界」のコミュニケーションを求めて北海道や神戸からも客が来たが、別館の改築に伴い11月で閉店した。

 だが、あきらめずに、吉祥寺駅北側の五日市街道沿いに移転先を確保。今月5日からカフェ・雑貨複合店舗「グランキオスク」(武蔵野市吉祥寺本町1)に間借りして開店し、土日の正午~午後5時限定で営業している。

 メニューはバナナミルクやクレープなど。自分好みの甘さやフレーバー(風味)を選ぶことができ、客はイラスト入りのマグネットや筆談、手話など様々な方法で注文する。都内外から集まったスタッフとボランティア計6人が交代で接客。中央のカウンターをはさんで客と相対し、話もはずむ。スタッフの女性(27)は、「大学生の時、飲食店のアルバイトに応募してだめだったので、募集広告を見たときは驚いた」と話し、「いろんな人に出会えるのが楽しい」と笑顔で接客していた。

 「食券やタッチパネルなどで飲食店でのコミュニケーションが減る傾向にあるけれど、ここではあえてコミュニケーションを重視したい」と渡辺さん。軌道に乗せるまで手探りの運営が続くが、今後は料理の講習会なども企画して交流の場をつくりたいとしている。問い合わせは同カフェのオフィス(0422・29・9624)へ。

(2012年2月14日 読売新聞)

手話使って現金脅し取る 聴覚障害の3人逮捕
2012年02月01日 (水) | 編集 |
手話使って現金脅し取る 聴覚障害の3人逮捕

聴覚障害者から手話を使って現金を脅し取ったとして、愛知県警は31日、愛知県知立市、会社員、横井健太(33)、住所不定、無職、田中隆雄(30)の両被告=詐欺罪などで起訴=と、同県安城市、同、高田英寛容疑者(34)を恐喝の疑いで逮捕した。県警によると、3人とも聴覚障害者で、高田容疑者以外は容疑を認めている。

 容疑は共謀して09年12月、聴覚障害を持つ同県西尾市の女性会社員(25)に手話で、田中容疑者が心臓病になり入院費が必要とうそを言って金を要求。女性が応じないため、「田中が病気で死んでもいいのか」「このままでは(お前は)家に帰れない」と30万円を脅し取ったとしている。

 横井、田中両容疑者は11年11月~今年1月、警察官をかたって同県豊田市の40代の女性聴覚障害者から金融機関のキャッシュカードをだまし取り、現金計35万円を引き出したとして逮捕・起訴されている。

毎日新聞 2012年1月31日
聴覚障害者が裁判員に=手話通訳で初の審理参加―前橋地裁
2012年02月01日 (水) | 編集 |
聴覚障害者が裁判員に=手話通訳で初の審理参加―前橋地裁

 前橋地裁で開かれている強盗致傷事件の裁判員裁判で、聴覚障害者の男性が裁判員に選任されたことが31日、分かった。男性は手話通訳者を介して審理に参加している。これまで補充裁判員に聴覚障害者が選任されたケースはあったが、審理に参加したのは全国初とみられる。

 31日は第2回公判があり、被告人質問や証人尋問が行われた。法廷には社会福祉法人から派遣された手話通訳者4人が配置され、約15分ごとに交代した。男性は机を挟んで向かい側に座った手話通訳者を見ながら、時折うなずいたり、メモを取ったりしていた。裁判官は被告や証人に対し、発言の際は曖昧な表現を使わず、質問の後に一呼吸置いてから発言することなどを求めた。 

[2012.1.31 時事通信社]
耳が不自由な裁判員に手話通訳
2012年02月01日 (水) | 編集 |
耳が不自由な裁判員に手話通訳

前橋地裁で30日に始まった強盗傷害事件の裁判員裁判で、裁判員に選任された耳の不自由な男性のため、地裁が手話通訳を手配し、公判が行われている。


 31日には証人尋問があり、裁判官や検察、弁護側は通常よりゆっくりと話し、平易な言葉を使って審理した。

 審理されているのは、群馬県伊勢崎市で2005年、男性に4人で暴行を加え、現金約8万円入りの財布を奪ったとして強盗傷害罪に問われた元少年(25)の裁判。2月1日に結審し、判決は3日の予定。

 31日には共犯の男らに対する証人尋問が行われ、手話通訳が耳が不自由な男性の正面に置かれたイスに座り、4人が約15分交代で審理の内容を伝えた。弁護側は「易しい言葉を使い、理解しているか顔つきなどを見て声を発した」と話している。

(2012年1月31日 読売新聞)
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