聴覚障害者に関するニュース、聾(ろう)文化や手話に触れて興味深かった事などを綴っていこうと思います。






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障害理由に「刑猶予を」 窃盗事件公判で弁護側 福岡地裁
2011年05月25日 (水) | 編集 |
障害理由に「刑猶予を」 窃盗事件公判で弁護側 福岡地裁

 他人のアパートに侵入し現金を盗んだとして窃盗などの罪に問われた福岡県内の男の被告(63)の初公判が23日、福岡地裁(高原正良裁判官)であった。被告は先天的に全く耳が聞こえず言葉も話せない障害があり、過去にも同様の罪を繰り返して19回の有罪判決を受け、20年以上も刑務所に入っている。今回の事件の捜査で新たに軽度の知的障害があることも判明した。深刻な障害がありながら、周囲の支援が不十分で服役を繰り返す被告をどのように処遇するべきなのか。判決は6月13日に言い渡される。

 起訴内容には争いがなく、検察側は「障害を考慮しても前科が多い」として懲役2年を求刑。弁護側は「被告は刑事司法と福祉のはざまでこぼれ落ちた。社会内で生活するため最善の方法を検討すべきだ」と執行猶予付きの判決を求め、結審した。

 被告は昨年9月に福岡市博多区のアパートに侵入、現金3万円を盗んだとして、今年3月に起訴された。

 弁護側によると、被告は1人暮らし。別に暮らす家族にも障害がある。障害者の年金8万円を受給しているが、福祉サービスは受けていない。金銭管理ができず、別居の弟に任せており、起訴された事件は現金が手元になくなったため起こしたという。

 初公判は手話通訳人が被告にすべてのやりとりを訳す形で進行。被告は起訴内容を認め、質問には「被害者にお金を返さないといけないことは分かる」「仕事がしたい」と手話で述べた。しかし時折、手話通訳人の手話をただ繰り返すだけで質問に答えられず、審理が進まない場面もあった。

 検察側は、傘を使い鍵を外す手口などに触れ「大胆で慣れた犯行。相当期間刑務所に入所すべきだ」と主張。

 弁護側は「責任能力は欠如していないが、健常者と同じではない。刑事施設での矯正は期待できず、福祉施設への入所が必要。なぜ罪を繰り返すのか、社会全体で考える必要がある」と訴えた。

2011/05/24付 西日本新聞

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手話通訳者、被災地へ初派遣 県職員の山岸さん
2011年05月25日 (水) | 編集 |
手話通訳者、被災地へ初派遣 県職員の山岸さん

 東日本大震災の被災地にいる聴覚障害者を支援しようと、富山県は22日、手話通訳者の資格がある職員を宮城県亘理(わたり)町に派遣した。手話通訳者を送るのは初めてで、期間は28日まで。今後も有資格者の派遣を続けるという。

 今回派遣されたのは、県新川土木センターに勤めている山岸勉さん(42)。22日朝にJR富山駅であった出発式には、県聴覚障害者協会の関係者も激励に訪れた。

 山岸さんは、7年ほど前に趣味でダイビングをしていた時、たまたま聴覚障害のある人と接したことがきっかけで、手話通訳の勉強を始めた。「手話だけでなく、相手と目と目を合わさないと成り立たないコミュニケーション」と感じ、手話の世界に「すっかりはまった」という。

 普段の仕事は道路の維持管理で、今年3月に資格を取得したばかりだが、「少しでも役に立てるよう活動していきたい」と、手話を交えてあいさつした。

 県厚生部によると、宮城県内では震災後、聴覚障害者が6千人余暮らしており、亘理町には100人弱がいる。うち5世帯から手話通訳者の要望がある。山岸さんは当面、町役場の相談窓口や聴覚障害者が住む家庭などへの巡回訪問をして、生活相談の手助けをするという。

2011.5.23 朝日新聞
大場はるかが耳の聞こえない少女を熱演。演技を褒められて喜び口に!
2011年05月23日 (月) | 編集 |
大場はるかが耳の聞こえない少女を熱演。演技を褒められて喜び口に!

 耳が聞こえないというハンディキャップを背負う中学生の少女が主人公の青春ガールズムービー『あぜみちジャンピンッ!』。オール新潟ロケで撮影されたこの映画の一般試写会が、6月より先行公開されるワーナー・マイカル・シネマズ新潟で5月10日に行われ、上映後に主演の大場はるかと西川文恵監督らが登壇し、舞台挨拶を行った。

本作の撮影が行われたのは3年前。当時中学3年生だったという大場は「何も分からないなかで参加し、4ヵ月間のダンスと演技のレッスンをして大変だったのを覚えています。最後は監督とマンツーマンでレッスンをし、良い作品が撮れたと思います」と振り返ると、「みなさんいかがでしたか?」と観客に質問。会場からは温かい拍手が巻き起こっていた。

本作に4年間関わり、公開までに3年の歳月を費やしたという西川監督は「自分の子どものように育んできた作品。たくさんの方にお世話になり制作することができました。なかなか公開ができず、6月11日の公開が今でも不安ななか、希望を持ってやっているので、成功させたい気持ちでいっぱいです!」と独り立ちする子どもを見守る母親のような、不安と喜びが入り交じった挨拶をしていた。

本作は聾(ろう)の方にも楽しんでいただけるよう、全編日本語音声字幕付きで上映される。新潟市を中心に手話の普及につとめるNPO法人しゅわるハンズの臼井千恵は「新潟しゅわる映画祭で『あぜみちジャンピンッ!』を上映し、『心の底から楽しめた』という感想をいただきました。私も耳が聞こえず、今まで(映画に)日本語字幕が入っていなかったため、なかなか共感できなかったし、見終えた後、友だちと一緒に映画について語ることができませんでした。それが字幕が付いたことで、初めて聞こえる人と同じように楽しめ、感想を語り合うことができました。手話に力を入れている新潟という場所で撮った作品に字幕が付いたことも、すごく意味があると思います」とこれまでの苦労を話すと、「これをきっかけに、全国に発信できたらと思います!」と熱い思いを打ち明けていた。

また臼井から「今まで見てきた聾をテーマにした作品で1番良かった。聞こえない人の立場をよく理解してくれていると思いました」と演技を褒められた大場は、「本当に嬉しい! 耳の聞こえない主人公を演じるのはすごく難しかったが、同時にすごくやりがいがある役でした」と喜びを口にしていた。

『あぜみちジャンピンッ!』は6月11日よりワーナー・マイカル・シネマズ新潟にて先行公開。7月よりポレポレ東中野ほかにて全国順次公開となる。

2011.5.18 IBTimes
初心者むけ手話文法の入門書
2011年05月11日 (水) | 編集 |
初心者むけ手話文法の入門書

 記者会見などで目にする機会が増えたのが手話通訳だ。大修館書店から出版された『文法が基礎からわかる 日本手話のしくみ』(岡典栄・赤堀仁美著、1260円)は、手話を体系的に知りたい人、学び始めたばかりという初心者に役立ちそうな入門文法書。たとえば、「わかる」は<5本の指をのばして閉じ、それで胸を2度たたく>などと写真つきで絵解きしてくれる。ちなみに「おいしい」と「うまい」は別々。日本手話の特徴のひとつが、語彙(ごい)に男女差があることだという。

毎日新聞 2011年5月8日
BS1BS11:火曜夜の報道番組に新コーナー「東日本大震災 パブリック・アクセス」
2011年05月01日 (日) | 編集 |
BS11:火曜夜の報道番組に新コーナー「東日本大震災 パブリック・アクセス」

 東日本大震災を契機にBS11が新しい報道に取り組んでいる。3分間のミニ枠ながら、市民が取材される立場ではなく、自らが番組内容を企画運営するという試みだ。11月まで毎週火曜午後10時からの報道番組「インサイドアウト」の「東日本大震災 パブリック・アクセス」コーナーで放送予定だという。

 ある日の収録現場。司会でろう者の江副悟史さん(24)が被災地で活動を支援する、シャンティ国際ボランティア会の鎌倉幸子・広報課長に手話で現地の様子を尋ねる。

 鎌倉さんは東北地域ならではの被災者の心情について「物静かで、声をかけられるのを待っている」などと解説。画面には、江副さんが話す際には字幕で、鎌倉さんが話す際には別カットで手話通訳が内容を伝えている。

 江副さんはDNN(デフ・ニュース・ネットワーク)の代表で、情報が届きにくいろう者のために動画サイト「ユーチューブ」で手話によるニュースを配信している。

 「震災後にDNNを始めたのがきっかけで、この活動に参加した。ろう者には字幕を理解しづらい人がいるので、手話通訳をつけたいと要望した。全国放送で手話通訳と字幕の両方がつくのは珍しい」と話す。

 番組を運営するのは、約40の団体・個人で作る「いま私たち市民にできること」運営委員会。震災に関する放送に違和感を持った有志がBS11側に企画を持ち込み、実現した。

 運営委の世話人でNPO法人・地球対話ラボの渡辺裕一事務局長は「被災地のために何かできることはないかと思い、他の団体に声をかけた。市民団体の活動状況や、一般の放送では紹介されない、大災害を前にして揺れ動く人々の心情を伝えたい」と話す。

 番組内容を考えるのは市民側で、BS11が制作や著作権の責任を負う形になる。同局の山本浩資プロデューサーによると、公共の電波の中でマイノリティーの言論を確保するという趣旨の「パブリック・アクセス」の理念に基づいているという。

 山本プロデューサーは「非常時だからこそ、多様な立場の人が情報発信する意味がある」と指摘する。とはいえ、運営委のメンバーは放送の素人たち。技術的な側面はBS11側が支援しつつ、生放送ではなく収録という形を取って実現できた。全国放送では初という試みについて、山本プロデューサーは「発信を続けていくことで、市民でもこれだけできると認知されれば」と話している。

毎日新聞 2011年4月28日
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