聴覚障害者に関するニュース、聾(ろう)文化や手話に触れて興味深かった事などを綴っていこうと思います。






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低所得層に 重い負担感
2008年10月30日 (木) | 編集 |
低所得層に 重い負担感

生活・就労支援の利用料 反発広がる
 日常生活や就労の支援について、障害者自立支援法による原則1割の自己負担を取るべきではないという考え方が広がっている。自己負担は必要なのだろうか。

生活に不可欠

 東京都昭島市の同市聴覚障害者協会会長、三原恭明さん(58)は、手話に力をこめた。自立支援法では、手話通訳者の派遣について、自己負担を徴収するかどうかを、市町村の判断に任せている。ほとんどの自治体が、自立支援法施行前と同様に無料を維持しているが、一部の自治体で、同法の1割負担の原則にならい有料化している。

 三原さんが暮らしている昭島市では、昨年末まで、通院時に医師や看護師らと会話するために手話通訳者を派遣してもらうと、2時間200円を支払わなければならなかったが、三原さんたちの強い要望で現在は無料になった。金融機関での融資の相談や就職活動の面接など、有料のケースも一部残されているものの、日常生活にはほぼ支障がない環境が整いつつある。

 三原さんは、「障害の有無にかかわらず、話をすることは日常生活に不可欠。自己負担がかかること自体、納得できない。完全無料化に向け引き続き訴えていく」と話している。

「あり得ない負担」
 自立支援法では、障害者が公的支援を受けることを「益」と考え、その益に応じた負担(応益負担)を求めている。この原則は、就労支援でも同じ。働く力を高めるため、必要な介護や支援を行うからだ。だが、施設などでの就労、とりわけ、施設と雇用契約を結び、労働者として働く雇用型の就労継続支援にまで自己負担がかかることには、反発が強い。

 大手食品容器メーカー「エフピコ」(本社・広島県福山市)は、雇用型の就労継続支援事業所を7か所運営し、知的障害者ら計約160人を雇っている。大半は障害の程度が重く、特別な支援が必要だが、自己負担を徴収していない。同社人事部で障害者雇用を担当している且田久雄さんは、「企業が人を雇用する際、利用料を取ることは通常あり得ない。障害者だからといって、自己負担を求めるのはおかしい。自己負担を取っていい部分と、取るべきでない部分を精査する必要がある」と話している。

「応益負担」利点も
 応益負担では、所得にかかわらず、支援をたくさん利用する人ほど負担が大きくなる。このため、低所得であるほど負担感は重くなるという問題点がある。岡部耕典・早稲田大学客員准教授は、「応益負担は、低所得層にとっては“不利益”になる仕組み。多くの減免措置が講じられ、所得に応じて負担する『応能負担』に限りなく近づいているが、基本構造は変わらない。この際、応能負担に戻すべきではないか」と主張する。

 一方、京極高宣・国立社会保障・人口問題研究所長は、「応益負担の長所にも、目を向けるべきだ」と強調する。利用者の負担により財源を確保し、需要を抑制して過剰な給付を防ぐ効果のほか、利用者としての権利性を高め、「お上の世話になっている」という意識をなくすことにもつながるという。

 「障害者自身が支援の利用量に応じて負担することにより、支援の拡充が必要な場合に国民的合意が得やすくなる」と、京極所長。低所得の障害者へは、障害基礎年金の増額など、所得保障で対応することを提案している。

就労継続支援
 障害者自立支援法に基づく就労支援のひとつ。企業などでの一般就労が難しい障害者が、福祉施設に通い、職員から支援や指導を受けながら働く。雇用契約を結ぶ雇用型と、結ばない非雇用型がある。今年1月時点で、雇用型は204か所あり、利用者は3574人。非雇用型は1582か所、2万9106人。

(2008年10月29日 読売新聞)
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聴覚障害へ理解を / 来月1、2日、岡山で全国大会
2008年10月29日 (水) | 編集 |
聴覚障害へ理解を / 来月1、2日、岡山で全国大会

 聴覚障害について考える「第15回全国中途失聴者・難聴者福祉大会」(全日本難聴者・中途失聴者団体連合会主催)が11月1、2日、岡山市内で開かれる。地元児童らもボランティアで運営を手伝い、障害への理解を深める。

 県内では初開催。「難聴者の福祉をどう進めるか」をテーマに聴覚障害者や手話通訳者、要約筆記者ら約500人が参加する。

 初日はきらめきプラザ(同市南方)などで、人工内耳や難聴者教育、身体や知的障害も含めた福祉の現状などを分科会で討論。2日目は市民会館(同市丸の内)で、進行性筋ジストロフィーのため首から下を動かすことができない春山満さんが「今を生きる」と題して記念講演する。

(2008.10.28 山陽新聞)
待遇改善どころか「クビ」 手話通訳
2008年10月26日 (日) | 編集 |
待遇改善どころか「クビ」 手話通訳

 安心して休めないとして出した待遇改善の請願が認められたと思ったら、それどころじゃない。来年度にはクビになる――と、手話通訳業務を担ってきた県の非常勤職員たちが悲鳴をあげている。改正雇用対策法を受けた県の非常勤職員改革に伴うものだが、サービスを受ける聴覚障害者も「事情を知る通訳者がいなくなれば、役所がさらに遠くなる」と心配している。(杉浦幹治)

 県で手話通訳業務に当たる「手話通訳業務嘱託員」はいずれも1年契約の非正規雇用職員で、再任は妨げないとされてきた。ただ、緊張が続く仕事であることに加え、週のうちの半分は出張という人も多く、安心して休めないのが実情だ。こうした労働環境にあって、今春で10人いた職員の半数が腕が上がらなくなるなど、手話通訳の職業病といわれる「頸肩腕(けい・けん・わん)障害」を患っている。障害がひどかった諏訪地方事務所の職員は昨年、公務災害の認定を受けた。

 嘱託員たちは待遇を改善してもらおうと、今年の2月県議会に療養休暇の導入や通訳前後の休息の保障を求める請願を提出。3月14日、全会派の賛成で採択された。

 ところが、同31日付で県から嘱託員に出された通知は「雇用対策法の改正により、任用期限を設ける。5年以上の勤務になるものは再任用しない」とするもの。嘱託員10人のうち9人はすでに勤務歴が5年以上で、事実上の「クビ」宣告だった。4月に入り担当の県障害福祉課から「休息確保など」の待遇改善策の連絡があったが、それどころではなくなった。

 07年10月に施行されたこの改正法は、女性や高齢者が働きやすい環境をつくることを目的とし、募集や採用での年齢制限を禁止した。これを踏まえ県は、来年度から原則として非正規職員採用の年齢制限を外す。ただし「雇用機会を広く開くため」と、長く勤務する人を採用しない任用期限を設けた。

 10人の手話通訳業務嘱託員は全員女性。県手話通訳士協会の武居みさ会長は「守ってくれるために変わったはずの法律が、敵になった」と言う。その後、県障害福祉課もかかわり、任用期限は10年までに延長される方向にある。それでも、現在9人いる嘱託員のうち3人が「クビ」となる。

 一連の措置について、県人事課は「来庁者が少ないうえに、06年度から手話通訳派遣事業の主体は市町村となり、仕事はより限定的になっている」と説明する。

 昨年度の来庁者通訳と行事での通訳は県庁と地方事務所を合わせ1343件。1人当たり140件以下と多くはないが、市町村の多くは派遣制度が未整備の状態。ある嘱託員は「県の事業でなくても、手話通訳がいなければ行く。派遣する通訳者を探して調整するのも事情を知る私たち。そうした仕事を県は軽視している」と抗議する。

 手話通訳のサービスを受ける聴覚障害者たちも不安を募らせている。

 手話通訳のできる人が窓口にいるのは県内で10市のみの中で、県聴覚障害者協会の中村由隆事務局長は「通訳がいない役所では通訳を予約する必要がある。その調整をしてきた県の嘱託員がいなくなれば、役所の敷居がさらに高くなる」と心配する。

 県手話通訳士協会によると、手話通訳の資格を持つ人は県内で200人弱いる。ただ、日ごろから手話を使っていないと通訳業務は難しいことなどから、実際に活動しているのは70人程度と少ない。こうした特殊事情もあって、6月末で辞めた佐久地方事務所の嘱託員の後任は、公募しているものの希望者がなく、空席のままだ。

 県内には約1万人の難聴者がおり、うちほとんど聞こえない人は約300人。武居会長は「聴覚障害者へのサービスが低下しないよう、筋道はつけて欲しい」と訴える。
(2008.10.26 朝日新聞)

紀子さま、ろうあ婦人集会に出席される
2008年10月26日 (日) | 編集 |
紀子さま、ろうあ婦人集会に出席される

秋篠宮妃紀子さまが東京・渋谷区で行われている「全国ろうあ婦人集会」に出席されました。

 ことしで38回目を迎える全国ろうあ婦人集会は、女性ろうあ者が日ごろから抱える困難や悩みを解消することを目的に行われているもので、秋篠宮妃紀子さまが臨席され、ごあいさつを手話でなされました。

 「(大学時代に手に入れた)聴覚障害者と手話、手話通訳についてわかりやすく紹介されたこの資料を、今も大切に持っております」(秋篠宮妃紀子さま)

 紀子さまは、大会の経緯をご説明なされる中で、ご自分が手話を勉強し続ける原点となった大学生時代に手に入れた手話のパンフレットを持ってこられ公開し、集まった方々から大きな拍手を受けました。(2008.10.25 TBS News)
紛争解決援助:横浜の障害者施設常勤嘱託、待遇格差で申し立て??県内初 /神奈川
2008年10月26日 (日) | 編集 |
紛争解決援助:横浜の障害者施設常勤嘱託、待遇格差で申し立て??県内初 /神奈川

横浜市の聴覚障害者の施設で常勤嘱託職員として働いている女性が24日、正規職員と賃金などの待遇が異なるのはパートタイム労働法に反するとして、神奈川労働局(森岡雅人局長)に紛争解決援助を求める申し立てをした。申し立ては4月の同法改正で設けられた制度で、県内で初めてという。

 女性は同市神奈川区の喜多村光江さん(60)。03年から障害者スポーツ文化センター横浜ラポール(港北区、岸本孝男理事長)の聴覚障害者情報提供施設で常勤嘱託職員として手話通訳者の派遣調整業務をしている。

 申立書などによると、この業務には喜多村さんを含めて4人の常勤嘱託と正規職員2人で実施しているが、クレーム処理など一部を除いて仕事内容は変わらないのに、常勤嘱託には昇給も退職金もないという。喜多村さんはこの処遇の違いは同法が禁じる「差別的な取り扱い」にあたり、「パート労働者の賃金は職務内容や成果などを考慮して決定する」とした努力義務に反していると主張している。

 横浜ラポール総務課の担当者は「職員や組合と話してきたが、主張が平行線に終わった。申立書の中身を見ていないのでコメントできない」と話している。

 神奈川労働局は今後、双方から話を聴き、必要があれば助言や指導、勧告を行う。

毎日新聞 2008年10月25日
全国障害者スポーツ大会:2競技で金メダルの丸家さん、吉富町長に喜びの報告 /福岡
2008年10月22日 (水) | 編集 |
全国障害者スポーツ大会:2競技で金メダルの丸家さん、吉富町長に喜びの報告 /福岡

 ◇「多くの人と交流できた」
 大分県で11?13日に開かれた第8回全国障害者スポーツ大会「チャレンジ!おおいた大会」陸上競技で、聴覚に障害がある吉富町広津の会社員、丸家(まるいえ)政市さん(54)が男子ソフトボール投げとジャベリックスローの2競技(40歳以上の部)で金メダルを獲得。21日、吉富町役場を訪れ、今冨寿一郎町長に喜びの報告をした。

 丸家さんは、大分県立ろう学校に通っていた17歳のとき先輩の誘いを受け主にやり投げに取り組んだ。ジャベリックスローは「ターボジャブ」という棒状の道具(長さ約70センチ、重さ約300グラム)を投げて距離を競う競技。4月に福岡市であった県大会で33メートル41センチの好成績を記録。全国切符を手にするとともに大会の規定でソフトボール投げの出場も決めた。

 筋肉トレーニングや投てき訓練は毎日欠かさないという丸家さん。5人が出場した全国大会ではジャベリックスローは37メートル93センチ、ソフトボール投げは47メートル40センチで、いずれも大会記録で優勝した。

 この日、丸家さんは「メダルの獲得より、多くの人と交流できてうれしかった。70歳になるまで続けるのが夢です」と笑顔。今冨町長は「本当に良かった。これからも頑張ってください」と激励していた。

毎日新聞 2008年10月22日
下町舞台に手話でつながる ろうあ連盟が映画製作
2008年10月15日 (水) | 編集 |
下町舞台に手話でつながる ろうあ連盟が映画製作

 全日本ろうあ連盟(東京都新宿区)が創立60周年を記念し、東京の下町を舞台にした映画「ゆずり葉」の製作に取り組んでいる。監督・脚本、半数以上の役をろう者が担当。9月にロケを終え来春の完成を目指す。

 「ゆずり葉」にはSPEEDのメンバー、今井絵理子さん(25)も主人公のかつての恋人役で出演する。監督・脚本は早瀬憲太郎さん(35)。先天的に耳が聞こえない。

 今井さんは聴覚障害がある長男と、早瀬さんの経営する塾で今春から手話を学んでいた。出演依頼にも「ろうの子どもたちに伝えていきたい思いがある」と快諾したという。

 映画のテーマ“ゆずる”に合うロケ地として選んだのが下町の谷中だ。「東京の中にある人間くさい、古い昭和の部分を見せたかった」と早瀬監督。今井さんの演技を「母としての強さや凜とした美しさが出ていた。手話を始める人が増えるかもしれません」と評価する。

 タイトルは新葉が出てから、古い葉が落ちる植物の名前にちなむ。異なる世代の人同士が一緒にいることや、対話することの価値を訴えたいという。

(2008.10.15 共同通信)
鈴木亜美が昼ドラ初主演!聴覚障害者を演じる
2008年10月13日 (月) | 編集 |
 歌手、鈴木亜美(26)が昼ドラに初主演することが12日、分かった。TBS系「愛の劇場」の40周年記念ドラマとして、11月24日にスタートする「ラブレター」(全60話、月?金曜後1・0)で、聴覚障害がある主人公を演じる。独立を巡る騒動から活動再開して以来、初の連ドラ主演で難役に挑戦だ。

 昼下がりのお茶の間に、あみ?ゴスマイルが満開だ。亜美が昼ドラに初主演。TBSのドラマ史に燦然と輝く「愛の劇場」の40周年を彩る。

 「ラブレター」は瀬戸内海に浮かぶ小豆島を舞台に、聴覚障害がある少女が初恋、初キス、初体験、別れなど誰もが経験する過程をへて、大人に成長していく姿を描く。15年間を3部作に分け、大人時代を亜美が、中高生時代を女優の山下リオ(16)が、小学校時代を子役の松嶋友貴奈(11)が演じる。

 亜美にとってはデビュー3年目の平成12年、NHK「深く潜れ?八犬伝2001?」以来の連続ドラマ主演だ。翌13年に日本テレビ系「新・星の金貨」の主演が内定していたが、当時の所属事務所からの独立をめぐる訴訟騒動によって直前に降板した。今回は奇遇にも、そのときに演じるはずだった聴覚障害者役に挑戦する。

 7年越しの“念願”が叶い、亜美は11月からの撮影参加を前に手話の特訓を開始。すでに「愛してる」など、日常会話のやりとりを身につけているという。「手話をやるのはまったく初めてです。ドラマが終わるころには、日常で使ってコミュニケーションが取れるくらいになっていたいですね。初めてのことが山積みですが、だからこそ、思いっきり取り組めそうな気がしています」と意気込んでいる。

 太陽のように明るいキャラクターで、ファンをトリコにしてきた人気アイドルも26歳。主人公同様、成長した姿を披露する。
(2008.10.13 サンケイスポーツ)
全国障害者スポーツ大分大会、11日開幕
2008年10月10日 (金) | 編集 |
全国障害者スポーツ大分大会、11日開幕

第8回全国障害者スポーツ大分大会が11日、開幕する。47都道府県と17政令市から選手約3800人(オープン競技660人を含む)が参加して3日間、大分、別府、佐伯、宇佐市で、15競技を行う。

 11日は午前10時から大分市の九州石油ドームで、皇太子さまをお迎えして開会式が行われる。

 大分国体で分火された炬火(きょか)がともされた後、北京パラリンピック男子車いすマラソン4で銀メダルを獲得した笹原広喜(オムロン太陽)、清祐良子(ほろんの郷四日市)両選手が宣誓する。

 炬火リレーの第1走者を務める陸上の広道純選手(デンセイ・ラムダ)は、炬火を分火された大分国体の閉会式(7日)で「県勢の熱い思いが炎に込められている。多くの人に感動を与えられるレースをしたい」と意気込んでいた。

 期間中、手話通訳者や、選手団の誘導を行う県民約4000人が、ボランティアとして参加し、大会運営を支える。

(2008年10月10日 読売新聞)
出会い系殺到、県警が対策を検討 聴覚障害者ら利用のメール110番
2008年10月10日 (金) | 編集 |
出会い系殺到、県警が対策を検討 聴覚障害者ら利用のメール110番

 聴覚障害者らが携帯メールで110番通報できる滋賀県警の「メール110番」に、出会い系サイトなどからの迷惑メールが大量に送られ、県警が頭を悩ませている。有効な通報は300件に1件程度しかなく、通常の110番通報を受理する通信指令課の負担になっており、対策を検討している。

 「メール110番」は1999年1月、県警が全国で初めて導入した。同課によると、有効件数は2006年14件、07年12件、08年は7月現在で49件。主に駐車違反の苦情や不審者情報の通報が寄せられている。一方、迷惑メールは1日に40?50件も届くという。

 「メール110番」は専用のパソコンを用い、メールを受信すれば赤ランプが作動し、課員がチェックしている。同課は10月異動で3人増員したが、今のところ、迷惑メールだけを排除するような仕組みはなく、課員の負担は大きい。

 同課は、「来年1月の新庁舎移転で導入する新通信指令システムで対策を図りたい」としている。
(2008.10.10 京都新聞)
防災教育人形劇、川崎で初演
2008年10月09日 (木) | 編集 |
防災教育人形劇、川崎で初演

 地震や洪水などで避難情報が得にくい聴覚障害者たちに、防災意識を高めてもらおうと、川崎市中原区の人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」が津波の危険を伝える昔話「稲むらの火」を人形劇にして、8日、同区内の市立聾(ろう)学校で初公演した。同劇団は3年かけて全国のろう学校約100校で公演ツアーを行う予定で、松沢文子プロデューサー(57)は「人形劇をきっかけに、聴覚障害者が災害時、避難から取り残されないようにできれば」と話している。

 デフ・パペットシアター・ひとみは、聴覚障害者と健常者約10人がメンバーで、28年前から人形劇の上演を行っている。阪神大震災以降、大地震で聴覚障害者に情報が伝わらず、避難が遅れて死傷するケースが問題化しており、「人形劇なら、子どもにもわかりやすく防災教育ができるのでは」と考え、「稲むらの火」の上演を企画したという。

 「稲むらの火」は江戸時代、現在の和歌山県地方を襲った南海地震で、村長の浜口梧陵が高台にある稲の束(稲むら)に火をつけて大津波への注意を喚起し、浜辺から住民たちを避難させた物語。2004年暮れに大被害をもたらしたインド洋大津波をきっかけに、防災教育の題材として、国内外で知られるようになった。

 川崎市立聾学校体育館でこの日午前に行われた初公演では、同校に通う幼稚園児から高校生まで38人が観賞。劇団員が手話を交えながら披露した約40分間の人形劇を、真剣な表情で見つめていた。

 上演後、子供たちは「地震」や「洪水」などの言葉を手話と指文字で習ったほか、文字や絵がかけるマグネット式のボードや、ボタンを押すと強く発光する時計などの防災グッズも紹介されて、災害時のコミュニケーションの取り方や、避難方法を学んだ。

(2008年10月9日 読売新聞)
聴覚障害者の世界ゴルフ 津CCで2012年に開催
2008年10月08日 (水) | 編集 |
聴覚障害者の世界ゴルフ 津CCで2012年に開催

 聴覚障害者がプレーする世界デフゴルフ選手権の第9回大会が2012年、津市の津カントリー倶楽部(くらぶ)(CC)で開かれることが決まった。津CCは14年前から身体障害者の全国大会を開いてきた実績が評価され、アジアで初めての大会開催に結び付いた。

 デフゴルフは普通のゴルフと基本的なルールは同じだが、OBの見極めなどを旗で知らせたり、プレーヤー同士のコミュニケーションに手話や筆談を使ったりする。日本デフゴルフ連盟の会員の多くが聴覚障害に言語障害を併せ持っているという。

 津CCは毎年11月3日に腕や足を失ったり、下半身不随になったりした人たちのゴルフ大会をボランティアと一緒に開催している。同連盟が開催地の立候補を打診したところ、快諾した。

 オーストラリアのパースで先月末に開かれた世界デフゴルフ協会の代表者会議では、三重県が大会翌年の2013年に伊勢神宮の遷宮を控える“日本の故郷”であることもアピール。協会に加盟する13カ国中10票を集め、開催が決まった。

 津CCの小池しおり社長は「人との交流が何よりも喜び。いい大会にしたい」と話している。世界デフゴルフ選手権は2年に一度開かれ、10年は英国のセントアンドルーズで開かれる。
(2008.10.7 中日新聞)

聴覚障害偽装 不当な所得控除調査へ 手帳返還者対象に 札幌国税局
2008年10月05日 (日) | 編集 |
聴覚障害偽装 不当な所得控除調査へ 手帳返還者対象に 札幌国税局

 聴覚障害の身体障害者手帳が不正取得されたとみられる事件に絡み、札幌国税局は四日までに、手帳返還者の中に不当に所得控除を受けた事例がないか調査する方針を固めた。国税局職員が面談調査し、不正が確認されれば過去にさかのぼって追徴課税する。不正に受給・減免された可能性のある公金に関しては、社会保険庁や道などがすでに調査を始めているが、国税当局も調査に乗り出す事態に発展した。

 札幌市の前田幸☆(よしあき)医師(73)の診断に基づいて手帳を取得した道内の約八百五十人のうち、返還者はすでに九割以上に達しており、同局もこうした事態を重く見たとみられる。

 所得税法によると、最重度の聴覚障害二級の身障者手帳を取得した場合、障害者控除の対象となり、年間四十万円の控除を受けることができる。例えば、基礎控除や扶養控除などを差し引いた所得が年間三百万円の二級手帳保持者の場合、障害者控除の四十万円を差し引いた二百六十万円に対して所得税率をかけるため、年間の所得税額は四万円少なくなる計算だ。

 同局は、手帳返還者のうち所得税の障害者控除を受けていた人数や、減免総額は現時点で把握していない。このため、今後、道や札幌市などと連携しながら面談調査などで実態解明を進める。

 所得税法上、国税局職員には質問検査権があり、納税者は正当な理由なく調査を拒むことはできない。偽りや不正が認められた場合は、国税通則法により、最大七年間さかのぼって不足分を徴収できる。

 手帳を所持していた人たちの大半は、今年に入って手帳を返還し所得税の障害者控除の要件を満たさなくなったため、来年二月の確定申告時に障害者控除のない二〇〇八年分の所得税を課されるとみられる。

 同局は「個別の案件については守秘義務があり、答えられない」としながらも、「税の徴収は公平が大原則。不正が確認されれば是正するのは当然」と話している。
(2008.10.5 北海道新聞)
ろう社会人野球全日本大会開幕
2008年10月04日 (土) | 編集 |
ろう社会人野球全日本大会開幕

 第33回全日本ろう社会人野球選手権大会(読売光と愛の事業団中部支部など後援)の開会式が3日、一宮市尾西グリーンプラザで開かれた。

 大会には全国6支部の大会を勝ち抜いた計24チームが参加し、4、5の両日、同市大野極楽寺公園野球場など3会場で熱戦を繰り広げる。

 この日の開会式では、一宮市の谷一夫市長が「皆さんを心から歓迎します。十分練習の成果を発揮されますとともに、ぜひ、木曽川近くのタワーからの展望など一宮のまちを堪能してください」とあいさつ。選手を代表してHBC(全愛知)の山崎員寿(かずとし)主将(35)が「パラリンピックに負けないよう、正々堂々と頑張ります」と手話で選手宣誓した。

(2008年10月4日 読売新聞)
竜王町出身の森本さん、世界大会で優勝 ろう者陸上ハンマー投げで
2008年10月04日 (土) | 編集 |
竜王町出身の森本さん、世界大会で優勝 ろう者陸上ハンマー投げで

 竜王町山之上出身で筑波大の森本真敏さん(23)が、第1回世界ろう者陸上競技選手権大会の男子ハンマー投げで優勝し、祝勝会が3日、町役場であった。

 竹山秀雄町長が「町スポーツ史に輝かしいひとこまを築いてくれた。快挙は心強く、私たちもファイトがわく」とたたえ、森本さんは「金メダルを受け取り、世界一になれたと実感した」と手話を交えて笑顔で応じた。

 大会は9月下旬、トルコ・イズミルであった。男子ハンマー投げ決勝には14選手が進み、森本さんは1、2投目はミスが重なって記録なし。上位8選手に入らなければメダル獲得の夢が消える3投目に54メートル71をマーク。5投目に58メートル80を記録し、2位に4メートル以上の差をつけた。

 ミスが許されない場面は高校時代に経験済み。「いつも通り、思い切って投げよう」と気持ちを切り替え、力を出し切った。

 現地到着から試合までの1週間、心身のコンディション作りに苦労した。初の国際舞台での快挙に「やっとここまで来られた。皆さんの応援があってこそ」と感謝の言葉を繰り返した。

(2008.10.4 中日新聞)
県聴覚障害者センター:開所、手話の女性相談員常駐/山形
2008年10月02日 (木) | 編集 |
県聴覚障害者センター:開所、手話の女性相談員常駐??山形 /山形

 手話で聴覚障害者の相談に応じる県聴覚障害者支援センターが1日、山形市小白川町2の県小白川庁舎4階に開所した。聴覚障害者の支援施設は県内で初めて。

 平日午前8時半?午後5時、手話ができる女性相談員が常駐し、福祉制度や生活全般の相談に応じる。外出が難しい人のため、テレビ電話やファクス、電子メールでも相談に乗る。県障害福祉課や各市町村の窓口でも手話で相談ができるが、市町村によっては相談員が常駐していなかった。

 また、字幕入りの映画やドラマのDVDやビデオ、集会用のプロジェクターやスクリーンなどの貸し出しを同市緑町1の県聴覚障害者協会から引き継いだ。

 協会の小野善邦会長は開所を喜ぶ半面、全国39カ所の同様の施設には、話す人ごとに色分けした字幕を映像に付けられる機械を備えた施設が多いと指摘。「開所は聴覚障害者の環境整備のための第一歩」として、今後も県に支援を求める考えを示した。

 障害者手帳を持った聴覚障害者は県内に5002人(3月末現在)いる。

毎日新聞 2008年10月2日
今井絵理子 “手話ライブ”
2008年10月01日 (水) | 編集 |
今井絵理子 “手話ライブ”

再結成した人気グループ「SPEED」の今井絵理子が、ソロライブを行った。先日出演した「24時間テレビ」の中で、長男・礼夢(らいむ)くんに聴覚障害があることを告白した今井は、「最近やっと、(手話で)『ママ』って言ってくれるようになりました」とうれしそうに報告。ライブでは、モニターに歌詞やトークの要約筆記を表示したり、手話を交えて楽曲「ゆりかご」を披露するなど、耳だけではなく“目で聴く”音楽を表現した。もうすぐ4歳になる礼夢君もステージ袖で今井のライブを楽しんでいたと明かし「目と心で聴いていてくれたのかなと思います。今後もこういったライブづくりをしていきたい」と話した。11月12日にはSPEEDとして新曲「あしたの空」を発売する。 出席者:今井絵理子 (2008/10/01時事通信)
今井絵理子 手話交えてソロコンサート
2008年10月01日 (水) | 編集 |
今井絵理子 手話交えてソロコンサート

 再結成した女性グループ「SPEED」の今井絵理子(25)が30日、都内でソロコンサートを行った。昨年12月に開催して以来で、再結成して以降初めて。「ゆりかご」を手話を交えて歌うなど全11曲を披露。8月に出演した日本テレビ「24時間テレビ31 愛は地球を救う」では長男(3)の聴力障害を公表。「差別や偏見に疑問があった。自分が出演することでそれが払しょくできればと思った」と話した。

(200810.1 スポーツニッポン)
障害者裁判員 課題見えた
2008年10月01日 (水) | 編集 |
障害者裁判員 課題見えた

 来年5月21日スタートの裁判員制度に向けた模擬裁判が29日、地裁で始まり、聴覚に障害がある西京区の男性(59)が裁判員を選ぶ選任手続きに参加した。障害者が同手続きに参加したケースを検証するのが狙いだったが、男性は「裁判官たちのしゃべるスピードが速く、難解な用語は手話通訳では理解しにくかった」などと感想を述べ、改善すべき課題が浮かび上がる結果となった。

 今回の模擬裁判は、飲酒運転で交通死亡事故を起こし、危険運転致死罪に問われた49歳の男が起訴事実を認めたとの想定で、量刑判断に争点を絞って行われ、30日には審理と評議を経て判決が言い渡される。

 この日は、20人の裁判員候補者が集まり、選任手続きの説明や裁判官らによる個別質問を受けた。障害の男性には京都市聴覚言語障害センターの手話通訳士が付き添った。

 終了後、男性は「やりとりには聞き慣れない言葉が多かった」と振り返り、手話通訳士も「普段の手話では話の内容の結果から先に伝えるが、順番が逆で理解しづらかったと思う」と指摘。結局、男性は裁判員に選ばれなかったが、「本番では、手続きに関する資料を事前に提供してほしい」と訴えていた。

 手話通訳士は9人で議論する評議について「複数の人が同時にしゃべった状況では、だれの意見を手話にしているのか、分かりにくくなる」とも言及した。

 制度スタート後、手話通訳者や要約筆記者が聴覚障害者をサポートすることはほぼ決定しているといい、地裁は「男性の意見は生かしたい」としている。

(2008年9月30日 読売新聞)


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